秀808の平凡日誌

ジョーク集その７２

第７２話　侵略ついでにピクニック

アリアン遺跡

　お前はここで待っていろ、すぐ戻る。

　はっ！ギオン様お気をつけて！








　…いるのだろう？ペインシーカー、姿を現したらどうだ？

　ホッホッホ、さすがは『テンドペンドの蒼き凶星』じゃの。








　（なんて強大なオーラだ…どうりで魔力反応値が異常な数値を示すわけだ)お前がペインシーカーか…俺に何の用だ？

　ホッホッホ…呼んだのは他でもない。お主、ワシに協力してみないかの？

　…何？どういう意味だ？

　まあそう身構えるでない。お主は今住んでいるこの世界を変えてみたいとは思わないのかね

　…なんだと？

　今の世界は腐っておる。才能も何も無い王という人間が、騎士団という危険な力を振り回して無駄に世界に波紋を広げておる。それが無駄なことだとお主は思わんのか？

　………

　どうするかはお主の心次第じゃ。次会う時を楽しみにしておるぞ、ホッホッホ…（退場

　…俺は…







ウェテンロード/ケルチ大橋付近

　ふはははは！！傲慢なるエルフの者達よ、ブルンの紅い疾風様が成敗にきてやったぞ！

　侵入者だと！？なめよって！

　蜘蛛の糸へは一歩も通すなっ！





　むう、結構な数が後からウジャウジャと…これではキリがない、一旦引き上げるとしよう。

　侵入者を撃退！我等の勝利！バンザイ！















　あこがれの騎士様とピクニック企画第一弾！

　…あの、呼び出しておいていきなりなんでしょう？

　うむ、簡単な話が私がお前のＬｖ上げを手伝ってやろうということだ。

　えっ？本当ですか？

　うむ、ただし行き先は妖精たちの蜘蛛の糸といわれる、我等ブルンの土地に勝手に住み着き、自治政府などというものを立ち上げた自分勝手なエルフ族の地だ。ついてこれるか？

　はい！足手まといにならないよう精一杯がんばります！

　そうか、それはよい心がけだ。クックック















　騎士は再び舞い戻ってきたぞ！

　うわっ！また来やがっな、この侵入者め！

　我等の宝を奪おうとしても、そうはいかんぞ！

　あの、『また来やがったな、この侵入者め！』とか『宝を奪おうとしても、そうはいかんぞ！っていってますけど

　幻覚だ、奴等は人の言葉をしゃべらない。一気に突破するぞ！パラレルスティングッ！

　はい！ビットグラインダー！

　ぐぶはっ！

　防衛線が破られただと？奴等を追えー！















　まだ来るのか、鬱陶しい奴等だ！

　後ろから不意打ちアタック！


　あ、騎士様！後ろ！

　とりゃあっ！

　ぎゃあっ！

　ふ、助かったぞ、礼を言う。

　いや、礼なんて…

　我が地区で、これ以上の横暴は許さん！

　ふん、ボスキャラの登場か。

　エルフにも騎士っているんですね

　まぁ所詮、名前だけの騎士。私の敵ではない。

　我等、エルフ族の秘剣を食らうがいい！ソードクラッシュ！！（バッ

　ふん、それがどうした？

バカな、クラッシュが効かんだと！？

　貴様がクラッシュ狙いの一撃を放ってくることは予想済みだ、だから決定打抵抗を揃えさせてもらったぞ。

　お、おのれ…

　後は通常攻撃しかない貴様に勝ち目はない。騎士らしく負けを認めよ。国家反逆罪で財宝の押収と、貴様の逮捕状を作って牢獄にブチ込んでくれる。クックック

　む、無念…















　　最近、俺の出番なくない？